廃品でNASを作ろう

Posted on 2007年11月13日 | Comment (0) | TrackBack (0)

無料、かつ簡単にパソコンをファイルサーバーに仕立てるものを見つけました。FreeNASと言います。
Linux入れてsamba入れてNFSの設定して、、、と、頭を使うことがありません。マジで楽です。

I-O DATAやbuffaloあたりからもそれなりに大容量な一般人向けのNASが出ていますが、さすがに高いです。そこへくると、あまったパソコンをNASに変身させることのできるこのツールの意味は大きいんではないかと。
消費電力こそ市販NASにはかないませんが、その代わりにパソコンFreeNASは市販NASに比べて高速です。もともとパソコンなんですから当たり前ですが^^

ディスク1本のシンプルNASからRAID-5まで、いろんな構成でNASを作れます。ソフトウェアRAIDが利用できるので、ディスクさえたくさん積んでいればそれだけでRAIDが利用可能です。
まだ使い込んでいないのでなんとも言えない感じですが、障害の起きたRAIDのリビルドや、既存RAIDボリュームのサイズ変更なんかもできるようです。なかなか良いですね。

ディスクは何本必要?

FreeNASはUSBメモリにシステムをインストールして、そこからbootさせるというのが流行り?みたいなんですが、うちにはUSBメモリがないので試せませんでした。。
USBメモリからのbootが優れているのは、物理的なクラッシュが発生しないという点でしょうか。起動ディスクだけはRAID構成にできませんので、ここがUSBメモリなどになっていると少し安心が増すかもしれません。

で、あちこちのサイトに「NASとして使うには最低でもディスクが2本、もしくはUSBメモリとディスク1本が必要」みたいに書いてありますが、ディスク1本でもちゃんと使えます。バージョンアップしたときに改善されたのかもしれません。ちなみにこれを書いている時点では 0.686b1 を利用しています。

FreeNASインストール

FreeNASのサイトからダウンロードイメージを拾ってきて、CDに焼きます。あとはCDからbootしてインストールするだけ。
bootすると次のような画面になります。
 

Console setup
*************
1) Assign Interfaces
2) Set LAN IP address
3) Reset webGUI password
4) Reset to factory defaults
5) Ping host
6) Shell
7) Reboot system
8) PowerOff system
9) Install/Upgrade to an hard drive/flash devices, etc.

9 を選んでシステムをインストールします。
どのタイプでインストールするがいろいろ出てきますが、ディスク1本構成だと

3) Install 'full' release on hard drive:
がいいんじゃないかな。embedded release というのもあるんですが、どうせディスクからのbootですし、サイズを気にする必要はないので。

これを選ぶと、ディスクの先頭パーティションにシステムがインストールされ、次のパーティションをデータ用として利用できるようになります。
システムパーティションのサイズは適当なサイズを与えてください。僕はなんとなく512MBにしました。最低64MBだそうな。

インストールが終わったらCDを抜いて、 7) Reboot system を選んで再起動。

IPアドレスなどの設定

ディスクから再起動した後は、ネットワーク周りの設定を行います。
設定するのは次の2つ

  • 利用するネットワークデバイス

  • 利用するIPアドレス,デフォルトゲートウェイ....等

1) Assign Interfaces を選んで、利用するネットワークデバイスを指定。
次に 2) Set LAN IP address を選んで、IPアドレス等の設定。特に悩むことはないでしょう。

ブラウザ上から共有エリアやアカウント情報を設定

ここまで設定できると、以降の処理はブラウザ上での作業になります。
ブラウザで先ほど設定したIPアドレスを開きます。ログインするための初期アカウントは
 

ID: admin
Passwd: freenas

です。

以降の作業

少し長いかも。。

  • 日本語化
  • タイムゾーンとntp設定
  • 第二パーティションのマウント
  • (もし必要なら)アカウント作成
  • windows共有設定
  • unix共有設定

[System]-[General] Language を"Japanese"に直します。
同じページで、タイムゾーンを Asia/Tokyo に。さらに ntp を有効にして、適当なサーバーに向けます。

2007111301.gif次に第二パーティションをマウントします。システム上から見えるようにする作業です。
[ディスク]-[マウントポイント] から + を押します。
ややこしいので詳細は画像を見てください。ここでの注意点は、パーティションとして 2 を選ぶ という点でしょうか。

ここまでできると、名前 で指定したディレクトリ名の場所にこのディスクがマウントされます。(正確には /mnt/(指定名) )

さらに次。もし認証なしでアクセス可能なNASにするならばこの部分はとばしていいです。ユーザーを作成します。(いろいろあるんだけど、一番簡単なローカルユーザーな認証を。)
[アクセス]-[ユーザーとグループ] で、ユーザーを作成。"home" は指定しなくて良いです。

そしていよいよ windows共有設定。
2007111302.gif[サービス]-[CIFS/SMB]。sambaそのものの設定については、認証と文字セット部分を変更。認証についてはAnonymousのままだと誰でもOKになっちゃうので注意。
その他は特に迷うこともなく。

次に、Share タブをクリックして、マウントした領域を共有できるようにします。
操作はおなじみ + を押して...という感じ。難しいことを考えずにデフォルトでOK。
「名前」の部分が公開される時の名前で、Path が先ほどマウントした領域を指し示すようにすれば良いです。

で、ここまでやって気づいたかもしれませんが、アクセス権な部分はザルです。webで設定できるのはここまでで、アクセスできるかできないか、の2通りしかありません。
ドキュメントを見る限りでは、細かいのはコンソールから直接 chmod 等で操作汁 とのことでした。まぁそんなに不自由なことではないから、いいのか?今は。

最後にunix共有。
こっちは特に問題なく使えるかな?一般的なNFS鯖です。

長くなりましたが、こんな感じでNASとして使えるようになります。

ディスク1本構成でファイルサーバとしての信頼性に欠けるので、、現在は主にバックアップデータ置き場になっています。


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